雇用保険って…何の保険?
おはようございます!前回の記事「労働保険って・・・何の保険?」で、労働保険は「雇用保険」と「労災保険」を総称したもの、とお話しました。
今日は「雇用保険」についてお話したいと思います!
みなさん一度は給与明細書の控除欄で雇用保険の字を見たことがあるのではないでしょうか?
ひょっとしたら「差し引き支給額しか見てないよ~」って方もいるかもしれません。
ところで毎月給与から天引きされている雇用保険料はどんな目的があるかご存じですか?
雇用保険の目的って何
1.労働者の生活を安定 求職者給付 失業期間の生活保障・休業時の収入保障 2.再就職の支援 求職促進給付 3.専門性の高いキャリア形成 教育訓練給付 職業訓練の実施・教育訓練の為の給付 4.雇用の継続が困難な時給付金の支給 雇用継続給付 5.離職防止・雇用促進 (事業主を助成するための事業)
「雇用保険といえば失業時に生活保障してもらえる保険」と一般的に知られてますが、実はこんなにもたくさんの目的があるんです。
※雇用保険において『失業』とは、離職して無職の状態ではなく、就労する能力と意思のある状態を指します。
雇用保険は労働者のための社会保険制度です。主に労働者の離職後の生活安定や雇用の継続を目的としているので、法人の役員や個人事業主は雇用保険に加入できません。
保険料 (雇用保険は事業主と労働者が定められた各保険料率で負担)
保険料の計算をする上で、支払う賃金に対して上記の該当する保険料率を乗じて計算します。
雇用保険は国(厚生労働省)が管理運営を行い、その事務手続きや給付業務は各地の公共職業安定所(ハローワーク)で行われます。雇用保険の詳細については最寄りの公共職業安定所(ハローワーク)にお尋ねください。
今日は雇用保険の目的から保険料率までザザッと解説しましたが、私たち労働者を守ってくれる社会保険制度なんだな~とわかって頂けたら嬉しいです。
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