労災保険、こんな誤解してませんか?
おはようございます!
みなさん、業務中はきちんと安全確認等をしてますよね。
ですが、どんなに気をつけていても、労働災害は起こってしまいます。
よくこんな質問をいただく事があります。
労災保険をつかうと保険料が上がってしまいますか?
自動車保険のように、労災保険をつかうと保険料が上がるイメージを持たれている方が実はけっこう多いんです。
そもそも労災保険料は、自動車保険のような等級制度ではありません。
労災保険の給付を受けたからといって、保険料が上がるわけではありません。(※メリットの適用は除く)
労災保険のメリット制について気になる方は、最寄りの労働局又は労働基準監督署にてお問合せ下さい。

労災保険料は、労災保険給付の有無ではなく
「賃金総額×保険料率」で算出されます。
つまり、労働者の数や、賃金の総額で保険料の増減が変わるんですね。
又、保険料率というのは業種ごとに決まっています。
危険度が高い業種は保険料率が高い為、保険料は高くなります。
建設業の一人親方労災保険に関しては、賃金総額ではなく「給付基礎日額×保険料率」で保険料を算出します。この場合保険料率は一律同じです。
労災保険は、万が一被災した時に労働者を保護する強い味方ですが、必要となる場面にならないことが一番大切です。負傷や命に関わる事故が起きないよう、改めて安全の意識を高めましょう!
(労働保険事務組合)福岡経営者共済会
福岡一人親方共済会