労災保険って…何の保険?①
おはようございます!先週、「労働保険って・・・何の保険?」の記事で、労働保険は「雇用保険」と「労災保険」を総称したもの、とお話しました。
そして前回は「雇用保険」についてふれましたが、今日は「労災保険」 についてお話していきますね!
日頃よくニュースや新聞で見聞きする「労災」とは何でしょう?
労災(労働災害)とは
労働者が業務中や通勤途中に負傷したり病気になったり、あるいは不幸にも死亡された場合に、被災労働者や遺族の方に必要な保険給付を行います。
業務中に事故が起こった場合、事業主は労働基準法が定める通り被災労働者に対して補償責任を負う事になる為、被災労働者が働けない間の治療費及び生活費などを補償するための制度が「労災保険」です。
労働災害に該当する場合、労災保険扱いで医療機関に受診となるため健康保険は使えません。
原則として「労働者を1人でも雇用している事業主」は全ての労働者を対象として保険料を納めることとなります。しかし、事業主や法人役員などは労災保険に加入することはできません。
※労働保険事務組合に事務委託する事により、事業主も労災に入れる特別加入制度が受けられます。
特別加入制度の詳細はこちらを参照下さい。
(労働保険事務組合)福岡経営者共済会オフィシャルホームページ
「業務災害」と「通勤災害」
業務災害とは、業務中に発生した災害(負傷、病気、障害または死亡)です。業務と災害の間に一定の因果関係がある事、また事業主の支配・管理下にある事等の条件を満たす必要があります。
通勤災害とは、通勤途中や帰宅途中に発生した災害(負傷、病気、障害または死亡)です。普段の通勤・帰宅経路を外れて寄り道をするなど私的な行為が要因の場合は認められません。
※通勤災害の例外的に認められる行為については、最寄りの労働基準監督署にお尋ねください。
労災保険 給付の種類
ここでは給付の名前だけ並べます。詳細は厚生労働省のホームページをご覧ください。
- 療養(補償)給付
- 休業(補償)給付
- 障害(補償)給付
- 遺族(補償)給付
- 葬祭料・葬祭給付
- 介護(補償)給付
- 二次健康診断等給付
次回は労災保険料についてお話したいと思います♪
関連記事 ↓↓
(労働保険事務組合)福岡経営者共済会